3つの蹴りを学ぶ
基本の蹴りは1.正面蹴り、2.廻し蹴り、3.足刀蹴りの3つがあります。
1.正面蹴り
足の指の付け根、関節部分で蹴ります。
爪先立ちになった時に接地する部分です。
【ポイント】
・前屈立ちから膝を高く上げ折りたたんだ状態を作り、そこから突くイメージで蹴る。
・蹴りの最終段階で(蹴り足が対象に触れた時)押し込む動き。
・蹴った後は素早く引き戻し再び膝を折りたたんだ状態から前屈立ちに戻る。
★蹴る前の膝をたたんだ状態は3つの蹴りすべて同じです。同じ体勢から蹴り分けることで相手にどの蹴りが来るか予測させないメリットもあります。
【上級者】
・軸足の膝は前屈立ちの角度をキープし重心が浮かない様に。
・前方への重心移動で蹴りの威力を増大(軸足を廻して良い)。
2.廻し蹴り
足首の関節部分で蹴ります。
足の甲ではありませんのでご注意下さい。
【ポイント】
・四股立ちから膝を高く上げ折りたたんだ状態を作り、ひねり込むイメージで蹴る。
・蹴りの最終段階では、軸足のかかとが対象の方向を向くまで180度回し、蹴り足が最も伸びる体勢をつくる。
・蹴った後は素早く引き戻し再び膝を折りたたんだ状態から四股立ちに戻る。
【上級者】
・両手でガードした状態で蹴る。
・蹴りの高さは体を倒す角度でコントロールし重心が浮かない様に。
3.足刀蹴り
足刀部分で蹴ります。
最初はかかとで蹴ることで正確な蹴り方が身に付きます。
【ポイント】
・自然立ちから膝を高く上げ折りたたんだ状態を作り、体を後方に倒す反動で蹴る。
・蹴りの最終段階では、軸足のかかとが対象の方向を向くまで180度回し、蹴り足が最も伸びる体勢をつくる。
・蹴った後は素早く引き戻し再び膝を折りたたんだ状態から自然立ちに戻る。
【上級者】
・体を閉じて(膝を上げる時あぐらをかく様に内側にたたみ込む)→開く(体を倒し蹴りを出す)イメージで蹴る。
・引き手は蹴りを当てるタイミングで引く。
以上3つの基本の蹴りをスムーズに気持ち良く出せる様になれば、色々なバリエーションや連続技に発展できます。